イモビライザーの問題点
イモビライザー搭載の鍵をコピーするのは難しいのですが、合い鍵を使用し車の中へ侵入した犯人が、
鍵を不正改造するのではなく、自動車のコンピューターを不正なプログラムに改造したコンピューターを用意し、
丸ごと交換してしまい、そのまま車を動かすという大胆な手法をとる場合があります。
このような大きな手段を用いられてしまうとさすがのイモビライザーでも車を守ることが出来ません。
イモビライザーは確かに大変優秀な盗難防犯システムですが、ひとつだけでは完璧とまだ言えず、
たとえばハンドルロックや位置情報システムなども一緒に備える必要があると言えるでしょう。
■イモビライザー正規キーでも動かない!?
イモビライザーはキーに搭載している暗号送信情報を読み取り車の始動を行います。
しかし、この読み取りに障害が発生したり、キーの暗号送信に障害が発生したりすると
車を動かせなくなるという大きな問題が生じます。
イモビライザーの暗号解読!?
イモビライザーシステムが誕生したのは1990年代からで、当時は一部の高級車のみに搭載していました。
それからイモビライザーを導入した車は世界各国で増え、
国内においても50数車種(05年)にイモビライザーが標準装備されています。
しかし、昨年初めに衝撃的なニュースが舞い込んできました。
外国にある大学の研究チームが、イモビライザーで使用している暗号の解読に成功したというのです。
この解読方法を使用すると、それほど古くない車種において複製鍵を作ることが出来るようです。
この解読システムは比較的安い価格の電子機器で行うことが出来るということから業界内で大きな波紋を広げております。
イモビライザーの保険金問題
先ほど上の方で少し触れましたが、イモビライザー適用車については車両保険が安くなります。
これは裏を返すと、イモビライザー適用車は絶対に盗まれることはないという自信が保険会社の方にあると言えます。
この自信が近年、トラブルをまねく要因となっています。
イモビライザー適用車で車両保険に加入しているオーナーの愛車が盗まれてしまいました。
盗まれたため保険会社に保険金を請求したところ
「イモビライザーが搭載しているため盗難は不可能。よって盗難により車がなくなったのではない。保険金は支払えない」
という問題が起きました。
結局、法廷で争うことになり、判決は保険会社がオーナーに対し保険金全額を支払うという結果となりました。
判決内容には、「鍵複製による盗難は極めて困難であるが、クレーン車でレッカーされ盗まれた可能性や、
コンピューターをそのまま取り替えられ盗まれたなどの可能性がある」とし、さらに
「車がなくなったという事実が消えない以上、信憑性に疑いの余地がない」というものでした。
このように盗難されたにも拘わらず保険会社が保険金を支払わないケースが各地で発生しており、新たな問題を生み出しています。
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